ファシリテーション力診断

ファシリテーション力とは

ファシリテーションとは、会議や対話の場で参加者の意見や感情を引き出し、相互理解と合意形成を支援するスキルです。単に議論を進める技術ではなく、人と人の関係をつなぎ、安心して意見を交わしながら創造的な成果を導くための姿勢と方法を指します。

本診断では、ファシリテーションに関わる7つの力を測定します。

①事前準備力

目的や流れを整理し、参加意欲を高める場を設計する力

②スタート力

安心できる雰囲気をつくり、目的と進行を明確に示す力

③積極的傾聴力

相手の意図を丁寧に受け止め、理解を深める力

④対話活性化力

多様な意見を引き出し、前向きな議論を促す力

⑤実行コミットメント

決定事項を具体的な行動に結びつける力

⑥構造化可視化力

意見を整理し、全員が理解できる形にまとめる力

⑦コンセンサス

異なる立場を調整し、納得感ある合意を導く力

それぞれの因子は、場の準備から対話、合意形成、実行までの流れを支える実践スキルを示しています。結果は能力の優劣を決めるものではなく、自分の強みや今後伸ばしたい部分を把握するための手がかりです。自己理解を通じて、より良い協働と信頼を生む場づくりにつなげてください。



心理士に相談したい方へ

自己理解をより深めたい方は、公認心理師へのご相談も可能です。 専門家の視点を知りたい、改善するための指導を受けたい、 などご要望に応じた相談ができます。

法人・商用利用について

法人様の利用、商用利用については有料となります。不正利用の場合は著作権法違反となりますのでご注意ください。詳しい条件は以下のページを参照ください。

作成手順

以下、ファシリテーション力診断の作成手順を詳しく解説しています。より深く理解したい方はご一読ください。

①先行研究
②尺度構成
③評価基準
④診断結果の評価
⑤当尺度の限界
⑥参考文献
制作責任者
川島達史

・目白大学大学院 心理学研究科修了

・公認心理師、精神保健福祉士

亀井幹子

・早稲田大学大学院 人間科学研究科修了

・臨床心理士、公認心理師